2023年8月9日水曜日

BPM212を超えろ!

 

以前の記事で書きましたが、

誰しも「やってみたいけど後回しになってきたこと」や、

「いつかできるようになりたいけど

手つかずになっているようなこと」はいくつかあるんじゃないでしょうか。

 

私にとって、その中の一つが「読譜」でして、

現在勉強中です。

中年脳みそは物覚えが悪く、

自分にうんざりするばかりですが・・・


 

もう一つ「いつか達成したいこと」に着手しました。

それはダウンピッキングです。

 

ベースでダウンピッキングの名手といえば、

ディーディーラモーン(RAMONES)、松井常松(BOOWY)、

ジェイソンニューステッド(METALLICA)といったところでしょうか。

ですが、私がやりたいのはいわゆる「ベースでのダウンピッキング」ではなく

メタルギターで見られるような、

ブリッジミュートをしながらの高速ダウンピッキングです。

私のベース演奏はギター寄りな弾き方が多いので、

ギタリストのダウンピッキングがやれるようになりたいのだ。

 

メタルギターでダウンと言ったら、

10人中10人がMETALLICAの”MASTER OF PUPPETS”を

思い浮かべるんじゃないでしょうか。

 

この曲でのジェイムズのダウンピッキングは本当に迫力がある。

BPM212あたりのスピードで延々続けるダウンピッキングは、

ある意味、発明的なメタルギター奏法であり、

エポックメイキングな演奏だったのではないかと思います。

 

若いころのジェイムズはライブとなるとさらに加速する。

手元にある1986年のブートを確認してみたところ、

曲中でリズムは揺れるものの、最速でBPM235となっていた。

さすがにスタジオ録音と比べると荒いが、

なんだか、噛みついてくるような演奏だ。

 

最近のライブではさすがに少しピッキングを減らすなどしているようですが、

それはそれで老獪でいい。


プロレスでいうと、がむしゃらなパワーボムでG1初優勝した蝶野も好きだが、

膝が曲がらない状態での小橋と名勝負した蝶野も好きというかんじですね。

 


少し話がずれました。

 

私の目標は、そんな”MASTER OF PUPPETS”のギターパートを

原曲より速くベースで弾けるようになる、というものです。

 

MASTER OF PUPPETS”の呪縛は私が大学1年生の時にさかのぼります。

 

私は高校時代にギターを初めましたが、

音楽趣味が深まるとともに徐々に低音の魅力にひかれ、

高校卒業のころにはベースへの強いあこがれを持っていました。

 

そして大学に進学し、音楽サークルで同級生のギタリストに出会いました。

今では音楽をやめてしまった彼ですが、

音楽の趣味も近く、意気投合し、いまでも友達です。

彼は当たり前のように”MASTER OF PUPPETS”をダウンのみで弾くことができました。

しかもニヤニヤしながら、原曲よりも早く弾いて見せることもあった。

 

この出会いは私がベースに転向するきっかけの一つにもなりました。

先述の通り、ベースをやってみたいという思いが高まっていたというのが強いですが、

同級生にこんなすごいギタリストがいるなら・・・

なんていう思いもあったわけです。

 

そんな負け犬根性を清算する意味もあって、

いつか”MASTER OF PUPPETS”ダウンピッキングを達成したいと思っていました。

しかもベースで。

 

そんなわけで、練習を重ねています。

日中は暑いので、早朝に練習。

早朝にリズムマシンに合わせて、連続でマスター、マスターな47歳。

なかなかに異様な光景。

 

最初はBPM170でヒイヒイ言っていましたが、

現在はぎりぎり200は行けるかな、といったところ。

今後も練習を続けてまいります。

 

まぁ、自身の音楽でこの技術を使う機会はおそらく無いとは思いますが・・・

 

 

さて、久々に動画を撮ってみました。

ダウンピッキングではなく、通常の自曲の演奏動画です。

ボウイング導入、フレットレスにしてから初の動画となります。

 

1stアルバムに収録した”EARWIG”の現在の状態と、

先日のライブで披露させていただいた

DEATHのカバー(というか曲の一部を大きくアレンジした編曲)の”CRYSTAL MOUNTAIN”の2曲です。





よろしければご覧ください。