2022年3月18日金曜日

引っ越しと腰痛

 

先日の記事に書きましたが、

移住することにしました。

現在は引っ越し作業の真っ最中です。

 

いままでも何度か引っ越ししてきましたが、

今回は引っ越し業者にお願いせず、

自分と妻だけで引っ越し作業を進めています。

 

愛車の日産パオに乗せられるだけの荷物を突っ込んでは、

引っ越し先に持っていく日々です。

冷蔵庫、洗濯機などは最後にレンタカーでトラックを借りて運ぶつもりだが、

その他のものは強引に詰め込んだり、屋根に括り付けたりしながら、

なんとかしている。

 

一回の積載には限界があるので何度も往復する必要があり、

土日はもちろんのこと、最近は平日も早朝に移動し、

仕事の始業前に荷物の運び入れを済まし、

そのままテレワークをするといった裏技も駆使しています。

 

我が家は物は少ない方だと思うのですが、

いかんせん本とCDは結構な量があります。

過去の引っ越しでは本、CDの箱詰め作業で

腰痛になってしまい、引っ越し後は

満足にズボンも脱げない状態になってきましたが、

今回はなんとか今のところ問題なし。

本、CDはすべて運び終えました。

 

引っ越し先はエレベーター無しの3階、

当初は早い段階で痛み止め薬の世話になるか、

飛び込みで引っ越し業者に相談することになるかも、等と思っていましたので、

自分でもちょっと驚いています。

 

なぜ腰痛にならないのか考えたのですが、

最近、立ち方に気を付けているのが効いているのかもしれません。

 

立ったとき、重心が後ろに行かないように、

背筋を反り返さず、軽く膝を曲げて、胸を張るようにする。

 

合気道で技をかける際に安定した状態であるために

教えていただいた立ち方なのですが、

身体に癖をつけるべく、普段からこの立ち方を意識するようにしている。

引っ越し作業中もこの立ち方で動くようにしています。

そうすると物を抱え上げるときに背中で持ち上げるのではなく、

自然と膝も使って持ち上げることになる。

背筋に負担を集中させず、腿、尻の筋肉に分散する感じだ。

そのおかげで腰痛を免れているのかもしれない。

 

昔の田植えの写真などを見ると、

誰もが膝を曲げている。

膝を伸ばしての前かがみ作業は長く続けることができないので、

自然とそういう姿勢になっているのだろう。

 

この立ち方、楽器を長時間弾くときにも有効です。

4時間ほど弾き続けても腰痛知らずです。

 

引っ越し作業もそろそろ7分目まで完了といったところ。

このまま腰痛知らずでいけることを祈ります。





 

 

2022年3月1日火曜日

外反母趾と羅刹

 

どうでもいい書き出しになってしまいますが、

私は外反母趾でして、

足親指が大きく内側に向いており、

人差し指に乗りあがるような形になっている。

 

子供のころはなんともなかったのですが、

30代中盤くらいから親指の付け根がずきずきと痛みはじめた。

当時はビールが大好きでよく飲んでいましたので、

痛風になってしまったのかな、などと考えていたのだが、

徐々に変形が進み、気が付いたら今の形になっていた。

 

日常生活で大きく困るということもないのですが、

寒い日などは今でもずきずきと親指付け根が痛む。

治したいと思い、昨年矯正器具をいくつか試してみた。

足指の間にゴム製のクッションの詰めるものや、

機械的に親指を外に向けるサポーターなど。

だが、どれも効果は得られなかった。

 

それどころか、不思議なもので矯正器具を使ってから、

親指爪が波打つように変形し始めた。

血行の影響なのか、もしくは矯正の応力なのか。

よく分からないが、まぁありがたくない結果だ。

 

私の考え方の指針の一つに

以前も挙げさせていただいた、荘子の因循主義という考えがあります。

矯正というのはまさしく因循主義に反する行為かと思う。

やはりあるがまま、なすがままに任せて生きるべきだな。

 

矯正してでも治したいと思ったきっかけの一つに

一昨年から習い始めた合気道がある。

 

武道に触れる中で、他人と形が違うことでの動きにくさを感じたのだ。

ただでさえ難しい術を覚えようとしている中で、

できるだけ初期値となる自分の体は異常なしとしておきたかったのだが、

上述の通り、矯正はいい方向に働かなかった。

 

そんな中、ある動画を見た。

私の先生の先生の先生にあたる藤平光一先生の動画だ。

 



外反母趾どころじゃない。

片腕が無い。

きれいな技、受け身、そして藤平先生のお言葉に感動します。

 

ここでも「今のままでいい」との教えだ。

なにも思い悩む必要なんてないな。

 

 

ちなみにこの動画サムネ「隻腕というオリジナル」とは

バキに出てきた空手家 愚地克己から取ったのだろう。

戦いの中で片腕を失う克己、その後は片腕で修行する場面などもあり、

隻腕の空手が完成するのを楽しみにしていたのだが、

過去に死去したライバルの手を外科手術でくっつけ、元の通り両腕になるという

まさかの糞展開でした。

 

さらに糞展開だったのは

子供のころの私のバイブル「魁!男塾」の羅刹だ。

彼は戦いの中で、敵を欺くために自分の片腕を切り、

その戦いに勝利する。

子供心に勝負への執着心に衝撃をうけるとともに、

今後、羅刹は片腕で戦っていくのか・・・と今後を楽しみにしていたのですが、

その後、羅刹が登場するシーンで何の説明もなく普通に腕が生えてました。



 

なにがドオオンだよ。