2019年9月11日水曜日

阿佐ヶ谷阿佐ヶ谷高円寺


先週末の日記。

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この日は阿佐ヶ谷天NILOMETERライブ。

夕方、阿佐ヶ谷へ移動。
楽器を置かせてもらってからホープ軒で夕飯。
阿佐ヶ谷ホープ軒大好き。

子供の時からなじみのある吉祥寺店の方が思い入れは深いが、
若干あっさりした印象の阿佐ヶ谷店のほうが食べやすい。
おじさんの舌にはこのくらいがちょうどいい。

ライブはJOHN FAHEYのカバーを含む4曲を演奏。
ABNORMALSのキヨ君夫妻が見に来てくれた。ありがたい。

共演はサックスを交えた即興演奏の二組。
コルトレーン、ファラオサンダースが好きな私、管楽器への憧れがある。
管楽器の倍音感って、きれいなファズトーンや豊かなボーカルのようで
すごく感情的、肉感的なのが魅力だ。
そんなことを思いながら、興味深くライブを拝見。


97

休日

座禅、練習、読書、風呂。
昼間は楽器屋、古本屋へ。
そんないつも通りの休日。

夜は森川さん+山際さんのライブを見に、
妻と一緒に阿佐ヶ谷ハーネスへ。
2晩続けての阿佐ヶ谷。

この日はホープ軒ではなく、
最近お気に入りのおにぎり屋「百千」で夕飯。
このお店、何しろお米がおいしい。
私はらっきょう、イカ天、野沢菜
妻はまいたけ天、じゃがバターのおにぎりをいただく。

そしてハーネスへ。
この日はデュオで「血と雫」の曲を演奏するとのこと。
山際さんはクラシックギターでの演奏。
お二人の演奏力、表現力を堪能。
安定感のあるパフォーマンス。やっぱりすごいなぁ。

珍しい演奏形態のせいか、普段より多弁な森川さん。
全曲、演奏前にエピソードなどをご紹介なさる。
興味深いお話も多々あり、和やかなムード。
いい夜だ。

ライブ後、ご挨拶させていただき帰宅。


98

夜から明け方にかけ、未曽有の大型台風が来るとの話。
そんな中、高円寺4thNILOMETERライブです。

高円寺4thは今回初めての出演です。
今は無きレコード店ワルシャワの系列店(?)らしい。
90年代中頃、吉祥寺に行った際はワルシャワを覗いたものでした。
たしかKARP7インチを買った記憶。

と思って、棚を見たらありました。
ワルシャワの値札付き。まさかの200円。
中古だったのかな。

ツイッターにも書きましたが、
高円寺4thは、今年の頭に他界したKING GOBLINの増子君が
ソロでよく出演していたお店。
ele-phantのライブによく来てくれていた彼。
いずれソロで共演したいね。なんて話してたが叶わなかった。
そんな経緯もあり、いつか出たいと思っていたお店です。
というか、「出なきゃ」と変な使命感を持っていた。

NILOMETERもライブを重ね、安定した演奏ができるようになってきた。
そろそろいいかなと思い、出演させていただいた次第。

台風を警戒していましたが、
会場入りする夕方の時点ではたまに雨がぱらつく程度。
楽器を置かせてもらい、高円寺をうろうろ。

高円寺は思い出いっぱいの町だ。
昔、交際時代に妻と一緒に行った喫茶店の跡地、
2階のプラモコーナーが好きだったおもちゃ屋の跡地、
好きだったラーメン屋、暇をつぶしたゲームセンターの跡地やらを見て歩く。
そして、20000ボルトの跡地で立ち止まる。

思い出がよみがえり、過ぎていく。
挙動不審な跡地巡礼の散歩。

そしてライブ。
台風が近づく中、学生時代の先輩や元Bucket-Tの大河原さん、
SCHOOLDAYS都築さんが来てくださる。
本当にありがたい。

この日の演奏時間は30分。
BRIAN ENOのカバーを含む3曲を演奏させていただく。

お店のアンプがZT AMPのランチボックスだった。
気になっていたが、使うのは初めて。
噂通り、コンパクトながら大音量でクリアな音質。
いいなぁ、自分用に一つ欲しいかも。と煩悩を刺激される。


ライブ後、外へ出るとまだ雨が降っていないが、
嵐の到来を匂わせる湿気。
台風本番の前にそそくさと帰宅。


阿佐ヶ谷、阿佐ヶ谷、高円寺と行動範囲は狭いながらも
高密度な3日間でした。


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さて、告知です。

今月はあと3本のライブ予定あり。

まず、ABNORMALS


9月14日(土)
東高円寺2万電圧



9月29日(日)
中野ムーンステップ



そしてNILOMETERももう1本

9月28日(土)
高円寺4th
"Honed Machine vol.4"

w/
Psyqhe,Soh,Aerial+Rippin'dots,Motomu Miura

open  6:30    start  7:00
1500yen +1d



よろしくお願いします!




2019年9月1日日曜日

スクールデイズ


 結構前の話になるが、
ベーシスト都築さんのソロアクトSCHOOLDAYSの企画ライブに
NILOMETERで出演させていただいた。

都築さんと知り合ってからかれこれ20年くらいになるだろうか。
都築さんがLEADSLED、私がBucket-Tをやっているころにお会いし、
以降、お互いのバンド遍歴の中、数年に一回のペースで
つかず離れずに共演をしてきた。

そんな二人でお互いベース1本を持っての再会となった。

ライブの合間、いろいろと雑談。
最近のSCHOOLDAYSの活動状況などを聞くと、
週に2回程度はライブをやっているとのこと。

そんなにやっているのに、自分の周り、ライブハウスのスケジュールには
そこまで頻繁に名前を見かけない。
不思議に思って拠点を聞くと、
ライブバーが基本であり、ベース一本をもって店に行き、
飛び入りで演奏をさせてもらうというスタイルが多いとのこと。

ライブバーのシステムを知らなかったのだが、
「オープンマイク」と呼ばれる日があり、
その日は飛び入りで演奏ができるのだそうだ。

自己表現の場を求めて多種多様なアーティストが集まるらしく、
舞踊や尺八のおじいさんと共演したこともあるとのこと。


音楽、バンドを始めた10代の頃、
とにかく人の前で演奏がしたかった。
生半可に活動歴を重ねる中で、
より大きい会場、いい音響、音源を出して、ギャラをもらって…などなど、
付随するものが膨らんでいった。

それらは間違いではない。
むしろ、一般にはそれらの追求こそが「バンド活動」の主軸だろう。
でも違和感を覚えてしまうことも多い。
そういうことに本質があるのだろうかと。

都築さんの話を聞いて、頭を叩かれたような気がした。
まず大切なのは音楽への愛であり、信仰だ。
「まず」がしっかりしていなければ、それなりの結果になるだろう。
打算があるとき、作品にはそれが臭う。
そんなことを再認識させられる再会だった。

今年、頻繁に(といっても月1回レベルですが)NILOMETERのライブをやっている。
なんにも条件は無し。お声がかかればどこでも行く。
もともと今年はライブをやっていこうという考えを持っていたが、
その最初に都築さん、SCHOOLDAYSとご一緒できたのは
自身の活動を見直す大きなきっかけになったように思う。


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そして今月もNILOMETERライブあります。

9月6日(金)
阿佐ヶ谷 天
"INSTRUMENTAL&IMPROVISATION"

W/ 怪獣アルケストラ、コスモリポート

19:00 OPEN  19:30 START
1000円+1d



9月8日(日)
高円寺 4th
"SPACE TIME THEORY"
w/ やまざきたろじろう、砂山続き、仁=ジン、芦田和明×AERIAL

18:30 OPEN  19:00 START
1500円+1d



よろしくお願いします。


2019年8月22日木曜日

ゴジラと映画館

この夏、珍しく2回映画館に行った。
しかも同じ映画を2回。

見たのはゴジラ。
アメリカ版ゴジラの第2弾(エメリッヒ版は除く)にあたる
「GODZILLA   king of the monsters」という作品。

ゴジラといえば国産で最新となる「シンゴジラ」も
封切で劇場に見に行ったが、
怪獣格闘があるアメリカゴジラの方が好み。
とにかくでかくて怖い怪獣たちに畏怖したいのだ。

今回のアメリカゴジラはそういう意味で最高に楽しかった。
また、伊福部昭のゴジラテーマ、
古関裕而のモスラテーマが流れたり、
ゴジラの咆哮、足音など、劇場の音響でそれらを聴くことで、
音の記憶みたいなものが刺激されるのも楽しかった。

ちなみにエンドロールではBLUE OYSTER CULTのゴジラも流れる。
(変に今風アレンジされていたが・・・)
エメリッヒゴジラが公開された当時、同曲が挿入されないことを
某ヘビーロックバンドBのA氏と一緒に文句を言っていたのが懐かしまれる。


映画というのは、鑑賞者を強く受け身にさせる芸術だと思っている。
(少なくとも鑑賞中は。)

筋書、演劇、音楽、映像すべてがまとめられて
鑑賞者の目の前で繰り広げられる。
それはすごい引き込みの力があり、
鑑賞者は手放しで制作者の意図を詰め込まれた2時間を受けとる。
そのため、映画を見ているときは忘我の瞬間が多い。
上記の各要素単体での芸術では
ここまで引き込まれてしまうことは少ない。

劇場で見る場合、そこに音響、環境が
体感に作用するのでさらに強烈だ。
五感すべてに訴えてくる。
(最近の4Dとかはさすがにやりすぎかと思うが・・・)

今回のゴジラでは上記の音楽のほかにも
多々の過去作へのオマージュが描かれている。
それらに想いを馳せながらの忘我
それが何とも言えずいい気持だったのだ。
そんなわけで2回見に行ってしまった次第。


映画「レオン」の中で、
殺し屋レオンが映画館で「雨に唄えば」を見るシーンがある。
殺し屋が口を開けて、あこがれの目で画面に食い入る。
忘我、無邪気に引きこまれているさまが
レオンの純粋さを描き出している。

別の映画「グリマーマン」でクールな刑事役の
キーネンアイボリーウェイアンズが「カサブランカ」を映画館で見るシーンでも、
引き込まれて泣くシーンが描かれる。

緊張感あふれる生活を送る殺し屋、刑事が
映画、映画館によって素の部分をあらわにされる。

本来、映画は映画館で見るものだ。
そのように作られていて、劇場でこそ最大限の良さが引き立つ。
映画を作る側も劇場が忘我装置であり、
素晴らしいものであることを知っているのであろう。
映画の中で映画を見るこれらのシーンから
そんなことを思う。

この忘我は映画、映画館でしか得られない、代え難い感覚かと思う。
もっと劇場に足を運ぼうと思わされた夏でした。



ちなみに本筋と関係ない話ですが、
上記の「グリマーマン」で涙を隠そうとする刑事に
同僚刑事のスティーブンセガールが
「涙は流したほうがいい、心が洗われる」と声をかける。
うーん、いいセリフ。

セガール最高。


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さて、告知です。


まず、来週NILOMETERライブがあります。


8月27日(火)
w/緊縛病棟、オガワヤスヒロ、ASHIGARU、絶望グロテスク
OPEN 18:30   STRAT 19:00
ADV 1500yen  DOOR 2000yen+1D

今月最後のライブです。



ABNORMALSは来月2本

まずは9/14
東高円寺二万電圧で
FIREBIRDGASSの名物企画。



そして9/29
中野ムーンステップ
カリフォルニアのSTALAG13のツアーファイナルに参加。



フライヤー、期せずしてゴジラですね。
この顔はキンゴジかな。

2019年8月18日日曜日

夏休みの雑な日記

夏休みが終わります。
今年は有休も絡めて1週間強の連休。
そんな休み中の雑な日記。


8月10日

休み前最終日の仕事でかなり嫌な思いをした。
裏切られるっていうのは本当に苦しい。
いや、人を見誤ってしまっていた自分を戒めるべきか。
そんなわだかまりで、夜中に何度か起きてしまったものの、
5時半起床。

朝食前に座禅、練習、読書を行い、
以降は前回書いた、ガレージキットイベントの準備に明け暮れる。

作業部屋はエアコンがないため、
汗だくになりながらひたすら複製作業。



8月11日

この日はABNORMALSライブで新大久保へ。

新大久保、すごい人出。
コリアンタウンっていう異空間を歩くっていうのは
夏休みの娯楽にもってこいなのかな。
満足に歩けないほどの混雑。
無理だとは思いますが、大久保通りを歩行者天国化するなどできないものだろうか。

リハの合間にギターのキヨ君とともに
高田馬場のアストロノーツギターへ。
その足で早稲田に向かい、古本屋巡りをもくろんだのですが、
ほとんどの店がお休み…

日曜なので休みが多いのは認識してましたが、
夏休みってことでさらにお休みが多いのかも。
とはいうものの、数冊を購入。

この日のライブは演奏25分。
前々回、前回とロングセットが多かったので、
あっという間。
出番後はほかの共演者の演奏をじっくり堪能

何度かご一緒しているが、HAT TRICKERSの世界観徹底ぶりに改めて感嘆。
音源ではどうなっているのか気になり、アルバム購入させていただく。


8月12~14日

ひたすら複製作業。
ようやく14日に完了。
というか、型破損で強制終了。


複製品の山。
正直もう見たくない…

作業の合間というわけでもありませんが、
阿佐ヶ谷に昼食に出かける。
帰りしなに阿佐ヶ谷の老舗書店「書楽」をのぞく。
店に入った瞬間、印刷と紙のにおいに包まれる。

本に対する愛があふれる大好きなお店。
なんというか、本当に丁寧なお店なのだ。
日本一好きな書店かも。



8月15日

ガレージキットのパッケージつくり、箱詰め、完成見本作成のほか、
久々にしっかりと練習する。
あぁ、楽器って楽しい。


8月16日

特筆なし。
座禅、練習、読書、散歩、飲酒

そういえば、さらっと書いていますが、
私、座禅を日課にしています。
またの機会に記事にさせていただきます。


8月17日

久々に個人連でスタジオに行く。
NILOMETER次回のライブでは
少し重厚な音にしてみようかと思っており、
そんな研究をする。

帰りしな、スタジオ店員のSKILLKILLSスグル君と
今年のG1について話し込む。
ランスアーチャー高評価。
さすがわかってるなあ。

夜はBB,割礼を見に二万電圧へ。

BB、緊張感のある楽曲。
でも個々の演奏力が高いので安心して見ていられる。

割礼、素晴らしい。
ライブ中、数回半泣きになる。
いつ見ても圧倒される。

知り合い、友達が多々いたこともあり、
ライブ後、少し店でお話。
ちょっと飲みすぎた感あり。


8月18日

そして最終日の今日です。

今夜はABNORMALSで中野ムーンステップです。


ライブで開けて、ライブで終わる夏休み。

相変わらず、休み前の仕事での嫌な思いが引っ掛かっているんですが、
こんなに好き勝手に過ごさせてもらっているんだから、
それくらいのことは気にしない気にしない。





2019年8月12日月曜日

ガレージキット


最近、最寄り駅周辺の本屋とツタヤが立て続けに閉店した。

自分が子供の頃は
各駅に一店は本屋があったが、
その時代に比べると、明らかに本屋、
さらにはビデオレンタル(DVDレンタル)が少なくなった。

考えるまでもなく、WEBの影響だろう。
いまや本、漫画、映画はWEBで見るのが普通なのかと思う。

私の世代だと、やはり「物」が存在しないとピンとこない所があり、
特に本はパソコン、スマホで読むのはしっくりこない。
音楽もデータで買うよりも、CD、レコード、カセットでの購入のほうが好きだ。
だが、便利なのは間違いなく、今後もこの流れは続いていくことでしょう。


さて、今年、久々にガレージキットイベントに出展することにした。
昔は毎年のように参加していましたが、
今回は3年ぶりの参加となる。

知らない人のために書きますと、
個人レベルで作成した模型(原型)をシリコンで型取り、
無発泡ウレタン材料で複製したものを「ガレージキット」と呼ぶ。
個人作成のプラモデルといったイメージだ。

それらガレージキットの即売会のようなものが、
ガレージキットイベントだ。

例えば「ガンダム」に出てくるロボットを売ろうとすると、
そこには版権が存在するため、
作るのは自由だが、勝手に売るわけにはいかない。
だが、ガレージキットイベントではイベント運営会社が版元と調整し、
その日のみ有効な「一日版権」を取得でき、販売が許されるのだ。

有名なところだと「ワンダーフェスティバル(通称ワンフェス)」は
知っている人も多いと思います。
今回私が参加するのはC3 AFAマーケットというイベントです。
ワンフェスと違い、ガンダム系の作品も版権が降りるので、人気のイベントです。
ちなみにこんなものを販売予定です。

久々の参加ということで、
少し他の参加者(ディーラーと呼称されます)を調べてみて驚いたことがある。

今はPC上で3Dデータで造形し、
それを3Dプリンターで出力して原型とするのが
ひとつの潮流のようだ。
もちろん今まで通りに手作りで原型を作るディーラーも多いが、
データを使う人たちも多いことに驚いた。

手作り原型の難しいところに精度の問題がある。
どうしても手で作っていると左右対称が出しにくい。
その辺はデータで作成したほうが間違いなく有利だろう。
また、立体センスを問われるのはデータであろうが、
手作りであろうが同じであり、
そこに作家性も表現できるだろう。

そのうち、立体ではなく、データを販売するディーラーも出てくるのかもしれない。
(ひょっとするともう居るのかも。)
いつかデータの取引を主体とした
WEB上のガレージキットイベントなんかも出てきたりして。

興味深く感じていながらも、
上述の通り、「物」に憧れてしまう私としては
なんとなくの違和感を覚えてしまう。

データに移行しているディーラーの中には
もともと手作り原型で名を馳せていた人たちもいる。

最高峰レベルのガレージキット原型師たちは恐ろしく手先が器用だ。
余談ですが、昔、テレビ東京でやっていた「TVチャンピオン」という番組で
「手先が器用チャンピオン」に選ばれたのも有名原型師さんだった。

そういう怪物たちの超高精度の手作り作品(の複製)を見たり、
手に入れたりっていうのも
楽しみの一つだったんだけどなぁ。
とか思って少し寂しくなった。

物には意思が宿ると思っている。
徹底的に作りこんだ手作業品にはそれ相応に意思が宿る。
その意思は2進法のデータに翻訳できるようなものではない。
そして、そんな意思が詰められた作品の方が心に届くものだと思う。

それは超高精度であろうがなかろうが同じだ。
意思が詰め込まれたものは美しいと思っている。

自分の作品の精度の低さの言い訳でもありますが・・・







2019年8月6日火曜日

異常空間


好きな人はいないかとは思うが、
私は満員電車が嫌いだ。
嫌いながらも社会人になってからの20年、
ウィークデイは満員電車に揺られている。

朝、どんなに気分よく起きても、
満員電車で心身ともにくたびれ、
職場についたときはウンザリ状態からのスタートだ。

満員電車のストレスは
戦場の兵士のストレスを超えるという記事を読んだことがある。
ストレスを横比較できるものかよくわからないが、
すごい結果ではある。
企業戦士とかいう言葉があるが、
ストレスでいえば戦士以上ということか。


満員電車に限った話ではないが、
イライラというものの原因を考えたことがある。

いろんな要因が考えられるが、深いところで効いているのは
「自己顕示欲」の存在じゃないかと考えている。

例えば、知らない人とぶつかったとき、
映画、ドラマでの常套文句といえば
「どこに目をつけているんだ!」だろう。
このセリフの根底には「俺が見えないのか」がある。
つまり、存在を無視されていること、
自己顕示が承認されないことへの抗議だ。

満員電車では乗客達は不快な環境への対応として、
自分の世界に逃避する。
例えばスマホをいじり、ゲームをし、本、新聞を読むことで。
そんな「自分」たちがスシ詰めになったのが
満員電車という異常空間だ。

そこではそれぞれの存在は無視されあうのだ。
いないものとして扱い、ぶつかり、触れ合う。
人として認め合うことはない。
これが満員電車でのイライラの根っこのように思う。

自己顕示欲を捨て去ることができれば
イライラも最低限におさまるのかもしれないが、
そう簡単に捨てられるものではない。

17世紀の哲学者パスカルに
「他人が話題にしてくれるなら、人間は命すら捨てる」という言葉がある。
人間の自己顕示欲というものの根深さ、強さをうかがわせる言葉だ。
SNS時代を予見しているかのようでもある。

SNSといえば、一時期はやった「承認欲求」という言葉も
自己顕示の達成を求めるものであり、
やはり、自己顕示欲というものの普遍性がうかがえる。

そんな自己顕示欲。
俗物である私には到底捨てられるものではない。
そんなわけで、明日も満員電車でイライラさせられるんだろうなぁ。
いやだいやだ。

小池都知事の公約に「満員電車ゼロ」というのがあったが、
その後どうなってるんだろ。もうやめちゃったのかな。
まぁ、そもそも期待はしていませんが。


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さて、告知です。

8月は3本。

お盆休み前後でABNORMALS
まずは11日にアースダム

 以前にも出演させていただいたTHE SAVEGESのイベント。
コロンビアのDEAD HEROの来日公演です。




そして18日に久々のムーンステップ。
こちらでもTHE SAVEGESがご一緒。

フライヤーかっこいい。
ONSLAUGHTのジャケみたい。
というかオマージュかな。



そして月末にNILOMETER

8月27日(火)
w/緊縛病棟、オガワヤスヒロ、ASHIGARU、絶望グロテスク
OPEN 18:30   STRAT 19:00
ADV 1500yen  DOOR 2000yen+1D

共演者の皆さんの名前が怖い。


開場でお会いしましょう。