2019年10月19日土曜日

4001


長年リッケンバッカー4001を使ってきました。
といっても数本保有とかではなく、
1本しか持っていない。
それをずっと使ってきた。

手に入れたのは18の時。
クリフバートンに憧れ、どうしても欲しくて、
楽器雑誌の読者交流欄で10万で譲るという方を見つけ、
親に借金して購入した。

買い取りに行き、帰りの電車。
車窓に映る自分とハードケース。
このときのどきどき、喜びは今でも覚えている。

クリフと同じ赤の4001
シリアルからすると76年のものらしい。
私の1歳年下だ。
生まれ年が近いことからも愛着がわく。

以降、ずっと使っている。
いろんな改造やら修理を重ねながら。

フレットレスにしてみたり、フレット入れ直してみたり、
ピックアップ、ペグ、ブリッジ交換したり、
ヒップショット搭載したりなどなど。
その時々の求めるスタイルに合わせて
外観は微妙に変わってきたが
ずっと現役。

だが、ここ数年、非常に調子が悪かった。
オクターブチューニングが合わず、
チューニングも落ち着かない。
ノイズ、ビビりも多い。
原因はいろいろあるが、一番は指板の剥がれに起因する異常なネック反りだ。

20年くらい前だろうか、
夏の湿気で指板が13フレットあたりからはがれてきた。
ライブの予定があったため、応急処置として
強引に瞬間接着剤で固定し、何とかしのいだのだが、
これがまずかった。

何回か瞬間接着剤での強引な補修を重ねる中で、
接着剤のカスが接着面に残ってしまい、
若干隙間がある状態で固定され、
そのまま使い続ける中で
指板が反り返った状態で定着してしまったのだ。




写真のとおり、
5フレットあたりからいっきに反りが強くなる。
これでは当然、弦高が高くなってしまうため、
ナットをすり合わせて調整したのだが、
限界まで削り込んだことでゼロフレット辺りが
指板に軽く触ってしまう状態になってしまった。



それでもずっと使い続ける中で、
フレットも削れてきて、平たくなり、
ビビりやチューニングの不安定が出てきた。

もう満身創痍の状態。
さすがに限界だ。
そこで修理をお願いすることにした。

高田馬場のアストロノーツギターに修理の方向性を相談。
フレットを抜き、反り返った分の指板を削って平面を出し、
フレットを入れなおすという大工事をご提案いただく。
なかなか聞かないレベルの修理内容だが、
仕方ない。というかそれしかない。
お願いすることにした。

で、帰ってきました。
工期を想定してライブの合間を縫ってお願いしたのだが、
わずか2週間で上げてくれた。

指板がきれい。
ローズウッドってこんな色だったんですね。
再認識。


うーん。最高の弾き心地。
チューニングも安定し、心なしかローが少し豊かになった気もする。
アストロノーツギターに大感謝だ。

若返りました。
まだまだ現役だ。

これからもよろしく。相棒。

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さて告知。

まずNILOMETERは
今のところ年内あと2本。

■10月27日(日)
高円寺4th
”CREAKY DOOR"
w/GalakUta、田畑純子、内田静男

18:30 open  19:00 start
1500yen + 1d


■12月1日(日)
西荻窪ピットバー

ベリコンの3枚目のアルバムレコ発。
レコーディングしているって話を聞いてから結構経つ。
その間、ミルさんの病気なんかもあってのリリース。
大変でしたね。
私なりにレコ発に花を添えさせていただきます。


そしてABNORMALSもあと2本。

■11月29日(金)
新宿ロフト

名物企画グラインドカオス。
今後出演者が続々発表の予定。
楽しみ。


■12月15日(日)
新宿ロフト
MAD3のレコ発。
先日、復活MAD3を初めて拝見。
相変わらずのかっこよさ。
こちらも楽しみです。




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