2019年10月13日日曜日

フラメンコ


先日、といっても結構前ですが、
フラメンコギターのライブを見に行ってきた。

正確にはギター、フルート、ボーカルという
珍しいトリオ編成で、フラメンコ、ラテンのスタンダード曲をメインに、
オリジナルも数曲演奏するというライブ。

会場は旗の台のスペイン料理店。
チャージに料理代が含まれ、夕飯を食べながらライブを見るという、
普段行くライブとは一線を画したスタイル。

ジョンマクラフリンやエイブラハムラボリエルは好きですが、
モロなフラメンコには縁がなく、
ライブを見るというのは初めての経験。


実は今回ギターを弾いていたのは
昔、Bucket-Tでギターを弾いていた大河原さん。
彼が今やっている音楽を聴きたくてライブに赴いた次第。

Bucket-Tはドラムのラオさん(カズさん、現REDSHEER)とギターの大河原さん、
ベースボーカルの私という3人で結成し、
晩年はギターで富十郎さんが参加し4人編成になったものの、
不動のメンバーで1995年から2013年まで活動してきたバンドであり、
私にとって初めてのバンドでもある。

解散後、私はele-phant、カズさんはREDSHEER
富十郎さんはSWARAGAで活動する中、
大河原さんはフラメンコギターの道に進んだ。

ロック畑にいることもあり、フラメンコギターとの共演はおろか、
情報が入ってこないため、見に行く機会がなかなか無かったのですが、
先日、共通の友人の結婚があり、
それを機会に大河原さんと再会、
NILOMETERのライブを見に来ていただき、
こちらもいよいよ見に行く機会を得た。

そしてライブ。
安定した演奏。
人前に立つ以上、安定した演奏は当たり前なことではありますが、
アコースティック楽器、目と鼻の先にお客さんがいる環境で、
トリオという少人数編成というごまかしの効かない環境の中の演奏は
なかなかの緊張があるだろう。
そんな中で堂々とした演奏。

ライブ中、休憩時間があり談笑しながら
彼のギターを触らせてもらう。
フラメンコギターを触るのはもちろん初めて。
指板の広さ、平たさに驚く。
エレキに慣れている身にはかなり弾きにくい。
これでさっきの演奏をしていたのかと思うと、
彼がBucket-T解散以降に積み上げてきたものの一端を見た気がした。

お互いに音楽を続けてきたということを改めて再認識した。
先日、NILOMETERを見てもらったとき、彼はどう思っただろう。
私なりに積み上げてきたものを示せただろうか。



ライブを見ていて、彼の演奏の癖みたいなものが
変わっていないことに気づく。
グリスが早いとことか、リズムの取り方とか。
これはREDSHEERでカズさんのドラムを見ていても思う。

これからもそれぞれが音楽を続けていくのだろう。
ひょっとしたらいつかまた一緒に演奏することもあるかもしれない。
そんな時にお互いが成長を示せたら面白い。
そして、お互いの癖に気づいて笑いあえたりしたら最高だ。

妻の引き出しから出てきた昔の写真。
99年のBucket-T
大河原さん、若すぎ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さて、告知です。

10月はNILOMETERが一本のみ。

10月27日(日)
高円寺4th

"CREAKY DOOR"

w/GarakUta,田畑純子、内田静男

18:30 open  19:00 start
1500yen +1d


よろしくお願いします。






0 件のコメント:

コメントを投稿