緊急事態宣言が延長になりました。
まだまだ以前の日常に戻るには時間がかかりそうです。
先日、久々にネペンシス須藤君に連絡を取ったところ、
ライブが満足にできない日々に気が狂いそうとのこと。
ライブ好きの彼ならば、さもありなんという感じです。
まぁ、当分は我慢するしかない。
一人稽古の日々も気づけば1年。
少しは自分なりのベースソロ音楽が練れてきたような気もしつつも、
都度、疑問やら何やらが付きまとう日々です。
サウンドクラウドに最近録音した曲、
「SNOW HORSE」
「KUMAGUSU」
「KANALIA (U.COVER)」
以上の3曲を挙げさせていただいてます。
これらが今の自分の音楽の最新の状態ではあるのですが、
自分で聴いて、ふと思う。
「これをベースで弾いている意味あるのかな。」
もちろんベースを生かした演奏がメインではありますが、
幅、色彩を広げていくためにエフェクターで加工をした音も多々つかっている。
ベースとは思えない音であることも面白さだろうと思ってもいるのだが、
それならいっそギターでも、鍵盤でもいいんじゃないか、
むしろそれら広音域の楽器を使ったほうが、
こういう音楽には向いているのではないか。
ベースで弾いている意味とは。
そんな身も蓋もない思いにとりつかれた次第。
悩んだ末、改めて見直しをすることにしました。
ベースでなければできない音楽、描けない世界
そんなものを目指して。
根っこは自分が初めてベースを弾いた10代のときの感動。
ふくよかで迫力のある音と指に伝わる振動、重み。
そんなものを改めて意識しつつ、どんなことができるかを考えています。
まずはエフェクターをへらし、出来るだけシンプルに。
減らすにあたって考えたのは
灰野敬二さんの「ジミヘンが好きだから同じもの(ワウ、ストラト)は使わない」というお考え。
好きな音楽家と同じものを使えば、
やっぱりその人の音楽、特徴的なプレイに寄っていってしまう。
それを排除しようというお考えなのだと理解しています。
その結果がこちらのペダルボード。
エフェクター多用派の自分としてはすごく不安になる少なさですが、
これで新たな模索に入っていこうかと思います。
ちなみにこちらはNILOMETER初期のペダルボード。
足鍵盤、足テルミンも置いてました。
そこから考えるとかなりのシェイプアップ。
まだまだ活動自粛期間が続きそうです。
その間を生かしてもう一度見直し。
苦しいけど楽しい。
ちょっと思い入れの強い記事になっちゃいました。
冒頭の須藤君なら「斉藤さん、きもいっすね」って言うだろうな。
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