どうでもいい書き出しになってしまいますが、
私は外反母趾でして、
足親指が大きく内側に向いており、
人差し指に乗りあがるような形になっている。
子供のころはなんともなかったのですが、
30代中盤くらいから親指の付け根がずきずきと痛みはじめた。
当時はビールが大好きでよく飲んでいましたので、
痛風になってしまったのかな、などと考えていたのだが、
徐々に変形が進み、気が付いたら今の形になっていた。
日常生活で大きく困るということもないのですが、
寒い日などは今でもずきずきと親指付け根が痛む。
治したいと思い、昨年矯正器具をいくつか試してみた。
足指の間にゴム製のクッションの詰めるものや、
機械的に親指を外に向けるサポーターなど。
だが、どれも効果は得られなかった。
それどころか、不思議なもので矯正器具を使ってから、
親指爪が波打つように変形し始めた。
血行の影響なのか、もしくは矯正の応力なのか。
よく分からないが、まぁありがたくない結果だ。
私の考え方の指針の一つに
以前も挙げさせていただいた、荘子の因循主義という考えがあります。
矯正というのはまさしく因循主義に反する行為かと思う。
やはりあるがまま、なすがままに任せて生きるべきだな。
矯正してでも治したいと思ったきっかけの一つに
一昨年から習い始めた合気道がある。
武道に触れる中で、他人と形が違うことでの動きにくさを感じたのだ。
ただでさえ難しい術を覚えようとしている中で、
できるだけ初期値となる自分の体は異常なしとしておきたかったのだが、
上述の通り、矯正はいい方向に働かなかった。
そんな中、ある動画を見た。
私の先生の先生の先生にあたる藤平光一先生の動画だ。
外反母趾どころじゃない。
片腕が無い。
きれいな技、受け身、そして藤平先生のお言葉に感動します。
ここでも「今のままでいい」との教えだ。
なにも思い悩む必要なんてないな。
ちなみにこの動画サムネ「隻腕というオリジナル」とは
バキに出てきた空手家 愚地克己から取ったのだろう。
戦いの中で片腕を失う克己、その後は片腕で修行する場面などもあり、
隻腕の空手が完成するのを楽しみにしていたのだが、
過去に死去したライバルの手を外科手術でくっつけ、元の通り両腕になるという
まさかの糞展開でした。
さらに糞展開だったのは
子供のころの私のバイブル「魁!男塾」の羅刹だ。
彼は戦いの中で、敵を欺くために自分の片腕を切り、
その戦いに勝利する。
子供心に勝負への執着心に衝撃をうけるとともに、
今後、羅刹は片腕で戦っていくのか・・・と今後を楽しみにしていたのですが、
その後、羅刹が登場するシーンで何の説明もなく普通に腕が生えてました。
なにがドオオンだよ。
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