先週末はのうてんふぁいらⅡでした。
足元の悪い中お越しいただいた皆さま、
本当にありがとうございました。
今回記事はそんな「のうてんふぁいらⅡ」日記です。
当日、朝起きるとあいにくの雨。
前回ののうてんふぁいらⅠの時は
お客様向けのおやつとして、
高尾にある「チチ」さんでスコーンを仕入れる都合から、
早朝の出発でしたが、今回のおやつは地元の「名栗饅頭」。
すでに前日に準備していたので、
家を出るのもゆっくりで大丈夫。
自宅ですこし練習などしたうえで、9時ころに出発。
会場入りの前に、会場近くの伊勢屋さんで、
事前に予約していた出演者用のケータリングお弁当を購入。
斉藤家お気に入りの手作りお弁当です。
10時に会場入り。
会場のイーストコートさんにご挨拶し、軽く打ち合わせ。
出演者のpapalion、大河原さんの到着を待ちつつ、
会場準備やサウンドチェックを行います。
ひととおりの準備をすませてから、お弁当で昼食。
以前の記事で書いたように、今回の出演者は
武蔵大学の音楽サークル出身者ばかり。
ライブ会場でみんなで弁当というのは、
当時の学園祭準備のようで、なんか楽しい。
(みんなアラフィフですが。)
12:30開場。
前回同様、予約制なので、
事前予約のリストを見ながら、お客様を迎えます。
今回は先述のおやつ(名栗饅頭)とお土産として
私の新作デモを準備していたので、
受付でそれらをお渡しする。
前回は受付に慣れずにわちゃわちゃしましたが
今回はスムーズに対応(できた気がする。)
ライブにきて饅頭をもらうという珍しい状況にお客さんも楽しそうです。
そして開演。
まずは大河原さんの演奏。
エレキガットギターにルーパー、シマーリバーブ(かな?)、
ディレイなどを絡めてのソロ演奏。
フラメンコギターの講師でもある彼らしく、
地中海的な複雑なリズムや、ラスケアード奏法など、
耳触れない音がすごく興味深く、心地良い。
ブルーノート全開だったBucket-T時代の彼からは想像できない音使いだ。
以前にフラメンコのライブも拝見しており、
その時も感じましたが、改めてBucket-T解散で袂を分かってからの
大河原さんの歩みを見るような気がする。
そしてなんか誇らしくもあったりする。
そして次はpapalion
こうして彼らのライブを見るのは何年ぶりだろう。
ひょっとしたら先日記事にかいたele-phantでの競演が最後かも。
そうなると、10年近くたっていることになる。
年齢とともに時間の経過は加速していくもので
若いころの数年にくらべ、
最近の10年は体感時間が短く、そんなに昔という気もしない。
それでも10年はやっぱり10年。
今回彼らが演奏した曲は知らない曲ばかりであり、
あのときよりもバンドの完成度が増している。
なんというかちょうどいい脱力をもって演奏しているさまが素晴らしい。
Bucket-Tが解散するとき、
いろんな人に「斉藤君はずっとBucket-Tなんだと思っていた」と言われた。
そんな私も気が付いたらいろんなバンドを転々として、
遠からじとはいえ、いろんなスタイルを演奏してきました。
そして、振り返ってみて思うのは、
スタイル、らしさを維持しながら進化することの難しさ。
papalionはそれを成し遂げている。
彼らの演奏後、口をついて、ギターボーカルのミズキに
「本当にいい曲だね。」と言ってしまいました。
彼とは大学入学式の日に同じ音楽サークルの見学でたまたまあったのが最初。
なんだかんだ長い付き合いですが、
こんな事言ったのは初めてかな。
そして最後は私の演奏。
雨だったので、暗い曲を演奏するのがはばかられ、
急遽セットリストを変更し、明るめの曲でまとめました。
ここのところ、演奏に際して意識しているのが「感謝」。
「感謝を込めて演奏」とか、よく聞く言葉ではありますが
抽象的な言葉でもあり、
それを徹底することは実は難しいことだったりもします。
ですが、自主企画では当日に至るまでに準備や心労や不安、期待がうずまき、
それらは自然とお客様、共演者、会場への感謝を生みます。
そういった中での演奏でしたので、特に気負うこともなく、
「感謝」を体現できたのではないかと思います。
これも自主企画の魅力であり、学びです。
演奏終了後はお越しいただいた皆様と談笑。
久しぶりにあった友達、元バンドメンバー、地元の皆様、先輩。
車じゃなかったら久々にビールでも飲みたかったな。
ぽつぽつとお客様がお帰りになり、
最後に妻と一緒の会場に挨拶し、帰路。
外は相変わらずの雨でしたが、晴れやかな気持で帰りました。
そんなこんなで
今回も充実の「のうてんふぁいら」でした。
もちろん今後も続けていきます。
次回は来年の春かな。
少し趣向を変えてみるプランも練っておりますので、
お楽しみにどうぞ!
妻の展示風景1
展示風景2
展示風景3