2019年9月1日日曜日

スクールデイズ


 結構前の話になるが、
ベーシスト都築さんのソロアクトSCHOOLDAYSの企画ライブに
NILOMETERで出演させていただいた。

都築さんと知り合ってからかれこれ20年くらいになるだろうか。
都築さんがLEADSLED、私がBucket-Tをやっているころにお会いし、
以降、お互いのバンド遍歴の中、数年に一回のペースで
つかず離れずに共演をしてきた。

そんな二人でお互いベース1本を持っての再会となった。

ライブの合間、いろいろと雑談。
最近のSCHOOLDAYSの活動状況などを聞くと、
週に2回程度はライブをやっているとのこと。

そんなにやっているのに、自分の周り、ライブハウスのスケジュールには
そこまで頻繁に名前を見かけない。
不思議に思って拠点を聞くと、
ライブバーが基本であり、ベース一本をもって店に行き、
飛び入りで演奏をさせてもらうというスタイルが多いとのこと。

ライブバーのシステムを知らなかったのだが、
「オープンマイク」と呼ばれる日があり、
その日は飛び入りで演奏ができるのだそうだ。

自己表現の場を求めて多種多様なアーティストが集まるらしく、
舞踊や尺八のおじいさんと共演したこともあるとのこと。


音楽、バンドを始めた10代の頃、
とにかく人の前で演奏がしたかった。
生半可に活動歴を重ねる中で、
より大きい会場、いい音響、音源を出して、ギャラをもらって…などなど、
付随するものが膨らんでいった。

それらは間違いではない。
むしろ、一般にはそれらの追求こそが「バンド活動」の主軸だろう。
でも違和感を覚えてしまうことも多い。
そういうことに本質があるのだろうかと。

都築さんの話を聞いて、頭を叩かれたような気がした。
まず大切なのは音楽への愛であり、信仰だ。
「まず」がしっかりしていなければ、それなりの結果になるだろう。
打算があるとき、作品にはそれが臭う。
そんなことを再認識させられる再会だった。

今年、頻繁に(といっても月1回レベルですが)NILOMETERのライブをやっている。
なんにも条件は無し。お声がかかればどこでも行く。
もともと今年はライブをやっていこうという考えを持っていたが、
その最初に都築さん、SCHOOLDAYSとご一緒できたのは
自身の活動を見直す大きなきっかけになったように思う。


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そして今月もNILOMETERライブあります。

9月6日(金)
阿佐ヶ谷 天
"INSTRUMENTAL&IMPROVISATION"

W/ 怪獣アルケストラ、コスモリポート

19:00 OPEN  19:30 START
1000円+1d



9月8日(日)
高円寺 4th
"SPACE TIME THEORY"
w/ やまざきたろじろう、砂山続き、仁=ジン、芦田和明×AERIAL

18:30 OPEN  19:00 START
1500円+1d



よろしくお願いします。


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