年末です。
あと二日で2021年も終わりとなります。
今年、自分の中での大きな出来事というと
「ソロアルバムの発売」かと思います。
コロナ以降、一人稽古を続け、
自分なりに練り上げた曲と技術を一応形にできたことは
自分にとって事件でした。
一般流通していませんし、決して人目を集めるような作品でもなく、
たくさんの人に聴いていただくことはできていませんが、
それでも、聴いていただけた方々からはいろいろなご感想、ご評価をいただけており、
励み、力になるとともに勉強、気づきの糧にさせていただきました。
本当にありがとうございます。
現在も当然販売中ではございますが、
上述の通り、一般流通はしておりません。
ライブ会場での販売かメールオーダーでの販売となります。
ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
下記までメールいただけますよう、よろしくお願いいたします。
sleepsleepgotosleep@gmail.com
さて、年末で仕事も休みに入っており、
ここ数日は街に出て買い物したり、
ライブを見に行ったりなどしています。
コロナ状況も比較的落ち着いており、ありがたい限りです。
昨日は映画を見に行ってきました。
“GUNDA”というドキュメンタリー映画。
セリフ無し、字幕無し、音楽なし、色なし(白黒画像)で
ある牧場の動物たちの姿を描いた作品。
本当にすごい映画でした。
こんな映画見たことない。
宣伝文句の中にもあった表現ですが、人生観を揺さぶられる感じです。
妻と見に行ったのですが、見た後の昼食は二人とも
衝撃を消化しきれずに変に無口になってしまいました。
そのすごさは言葉にするのが難しく、
仮に述べようとすると恐ろしく長文になりそう。
そしてそれでも言い尽くせない。
まれに言語化不可能、言語化拒絶な音楽に出会うことはありますが、
映画では初めての経験です。
不立文字な作品。
音楽に関わる観点で少しだけ頑張ってみますと、
上述の通り、作中に「音楽」は無いのですが、
動物たちの鳴き声、風、踏みしめられる草の音などが
完璧な音楽として存在しています。
それらはどこにでもある音なのに、
いわゆる「映画音楽」以上に作品にぴったりマッチする。
フィールドレコーディングをして、後で聞くと、
普段聴いている世界と違う表情が聞こえてくることがあります。
例えば、風の音などは普段の生活では「音」としてはあまり意識しません。
ですが、レコーディングすると、風の音、いわゆる「吹かれ」の音は
すごい存在感を示してくる。
映画を見ていてそんなことを思い出しました。
映画の中の音は、普段の我々の生活の中でも聴いている音です。
我々の周りにも素晴らしい音楽があふれているのだと気づかされます。
ただ、それに気づけないだけで。
この映画の中には、この音楽の例にとどまらず、
特殊な事件、環境ではなく、普段の生活に真理があることを
示唆する要素があふれています。
うーん・・・
感想の一部だけでもうまくまとめようとするのですが、
全然伝えきれません。
やはりご覧いただくしかありません。
気になった方がいらっしゃいましたら、
ぜひ映画館に足をお運びください。
コロナの落ち着いているうちに。
今年も残り2日です。
楽器や模型でもいじりながら、のんびりと力まずに過ごしたく思います。
皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
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