2022年6月8日水曜日

Christy Doran and Boris Salchak ”SHAMAN”

 

愛聴盤紹介。

第7回目の今回はChristy Doran and Boris Salchak の”SHAMAN”です。

 

ジャズギタリストのクリスティドーランと

モンゴルのミュージシャン、ボリスサルチャックとのコラボアルバム。

 

基本線はボリスサルチャックによる民謡、民俗曲に

ギターでコードや空間エフェクトを付与する感じなのですが、

中には強烈なインプロもあり、ボリスサルチャックの語り、煽り(?)声、

突発的な打楽器乱打の裏に不穏なギターノイズがかかるなど、

呪術的な雰囲気に飲み込まれます。

 

一応探してみたら、1曲だけYOUTUBEにありましたね。

この曲はアルバム中で一番聴きやすい曲かと思います。

 


モンゴルの民族音楽というと、やはりホーミーが思い出されます。

このアルバムでもホーミーは多用されていますが、

それだけではなく、なんだか不思議な音、リズムがたくさん出てきます。

どこまでがエレキギターでの加工音で

どこまでが民族楽器によるものなのかわからなくなる。

この曲でも全体を通してなっているボワボワ言ってる謎のリズムが面白い。

そのリズムにユニゾンで「うんばーやくばー」という

謎コーラスが入ってくるところにぞくっと来る。

ボワボワはどんな楽器なんだろう。

 

購入した当時(2000年ころ)はYOUTUBEなど無い時代でしたので、

想像を膨らませるだけでしたが、今は便利になりました。

モンゴルミュージシャンによるライブ映像を見ることができます。


 

この動画の1曲目”CHYRAA KHOR”は

このアルバムの中でも取り上げられています。

有名な民謡なんですかね。


ボワボワの正体は左端の方が弾いている

胴が深めの謎弦楽器なのかな。

革袋みたいなマラカス、石みたいなカスタネット状楽器とか、

モンゴルの音楽は本当に不思議です。

 

そして、こうして聞いているとギターでの味付けは不要な気がしてきます。

この状態で完璧だと思う。

クリスティドーランさんには悪いけど。


愛聴盤紹介なのに、身も蓋もない話になっちゃいました。

いつかこういう音楽も生で見てみたいな。

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さて、告知です。



すっかりモルガーナブッカーが板についてきたユリアキ君の企画です。

 

このライブ以降、今のところライブ予定ございません。

この機会によろしくどうぞ。




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