2023年2月20日月曜日

FUZZリードの名演

 

突然ですが、FUZZっていいですよね。


 あの倍音感が大好きで、

ele-phantをやっていたころは結構な数のFUZZに投資したものでした。

 

リフで使うならBIGMUFFのような轟音系FUZZが好きですが、

リードとなるとFUZZFACEFUZZ FACTORY系の

チリチリした倍音たっぷりなFUZZが好き。

 

倍音大盛りFUZZで切り込んでくるギターソロには

何とも言えない迫力があり、

また、不思議と琴線に触れてくる。

 

倍音の多い声質の歌は、なぜか魅力があるものです。

民謡に達人の歌はたいてい倍音たっぷりだ。

倍音にはそういった効果があるのだろう。

 

阿部薫さんは「音の速さ」にこだわり続けたと言いますが、

この速さとは音量立ち上がりの瞬発力とか、そんな簡単な話ではなく、

おそらく、含めうる倍音を

瞬時に確実に響かせるといったことだったんじゃなかろうか。

一聴しただけでなぜか悲しくなる

阿部薫さんのサックスの秘密はこれなんじゃないかなと思う。

 

さて、前置きが長くなりましたが、

今回はそんなFUZZギターリードの名演を紹介させていただきます。

(あくまでも主観に基づくものですので、そのおつもりで。)

 

まずは御大ロバートフリップのこちら。


ギターソロは1:50あたりから

BRIAN ENOのアルバムに参加した際の名演です。

 

キングクリムゾンではそこまでFUZZリードの印象があるわけでもないのですが、

こうしてゲスト参加の時にはすごい存在感のあるFUZZが聴けます。

ふわーっと演奏に入ってきてその場を持っていく様が素晴らしい。

 

 

 

続いてCOMETS ON FIRE

ギターソロは5:10あたりから


ダブルになっているので少しずるいのですが、

アームダウン(かな?)との合わせ技での導入部がすごくきれい。

その後も浮遊感のあるソロが場を色づけます。

涙目になります。

 

 

お次はボブバルチ(FU MANCHU)のリード。

メタリカトリビュートアルバムでの演奏です。

 

ギターソロは4:50あたりから


FU MANCHUFUZZキチながら、

あくまでもリフでの多用といった感じで、

リードに印象は無かったのですが、

この演奏は素晴らしいです。

 

このトリビュートアルバム、有名人が多く参加しているのに、

名演は本当に少なく、がっかりアルバムなのですが、

このリードは聴きごたえ十分で救われます。

ワウとの併用で切り込んでくる瞬間にぞくぞくします。

 

ちなみにこの曲でベースを弾いてるのはレミーだったりします。

レミーの普通のベースが聴けるという意味でも面白い音源です。

 

 

 

最後は割礼です。


 

出だしの宍戸さんのBEEBAA FUZZイントロに

きれいに乗ってくる山際さんのFUZZ FACTORYの図太い音。

うーん、出だしでもう泣きそう。

 

リバースディレイを多用した山際さんのソロも、

中盤以降のフリー度の高い宍戸さんのソロも素晴らしい。

こんなこと書いていたら、割礼のライブを見たくなってきた。

 

 

以上です。

 

FUZZって本当にいいものですね。

最近はいろいろと思うところがあって、

生音にこだわってソロ音楽を作っていますが、

いずれまたFUZZ沼にどっぷりとつかった音楽もやってみたいところです。

 

 

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さて、前回記事でも告知させていただきましたが、

今年初のライブが決まりました。

 


 

ちょっと駅から距離があるので、

なかなか行きにくいところではありますが、

出店やキッチンカーも出たりと、

ライブ抜きにしても楽しいイベントです。

 

お誘いあわせの上、よろしくお願いします!

 

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