以前の記事でも書いておりますとおり、
現在、セカンドアルバムの作成を進めており、
そのレコーディングは
ETRENAL ELYSIUMのギタリスト、岡崎さんがエンジニアを務める、
名古屋のスタジオZENで行っています。
作業の合間、岡崎さんとお話をする中で、
キャリブレーション変更の効果、可能性についてご教示いただきました。
キャリブレーションとは、
楽器のチューニングの指針のようなものでして、
国際基準としてA=440ヘルツと定められています。
この基準が決定したのは1939年のことで、
それ以前は楽器のチューニングに明確な決まりがなく、
時代や地域ごとにいろいろなチューニングで演奏されていました。
例えば、バッハ(17世紀末~18世紀初)は約415ヘルツと、
今でいう半音下げに近い状態、
モーツァルト(18世紀)は約421ヘルツで演奏していたといいます。
※残存している当時の音叉からそのように考えられるらしい。
1939年の440ヘルツ基準化以前は
多種楽器での演奏や地域をまたいでの合奏の際に、
各楽器間のチューニングが
まちまちになってしまうというような状態がありました。
基準化することで、どこでも、誰と演奏したときでも、
楽器間のチューニングがそろうことになりました。
1939年といえば第二次大戦がはじまった年。
国際的な交流は多々あった時代ですので、
音楽の世界でも「共通語」「ルール」の
必要性が求められたということなのでしょう。
A=440の設定の理由は
当時の主流がA=440であったことによるようです。
※ここでは書きませんが、この設定に当たってはいろいろと裏話もあるようです。
調べてみると、ある種、陰謀的なものも含め、いろいろな話がみつかります。
ナチスやロックフェラーが関係しているという話とか…
大多数の現代人がそうだとは思いますが、
私はいままでキャリブレーションについて疑問や興味を持ったことはなく、
無思考に440ヘルツで合わせてきました。
というか、市販のチューナーは最初から440で設定されていますし。
ですが、この基準を離れてキャリブレーションを変更してみると、
音楽の聴こえ方に変化が出てきます。
岡崎さんと会話する中で、こうした効果の示唆をいただき、
興味を持つとともに、いままで盲目的だった自分を反省した次第です。
例えば、442、444など、高めに設定すると、
アンサンブルが明るく、鮮明になる傾向があります。
実際、オーケストラでは現在のキャリブレーション主流は
442ヘルツだったりするようです。
大量の奏者による合奏の場では高めのほうが美しく聴こえ、
また合わせやすいということなのでしょう。
逆に440以下にすると、温かみが出てきます。
とはいっても変化は微妙なものであり、
プラシーボも働いているとは思いますが、
いろいろと実験を行った結果、
今、私はA=432ヘルツにキャブレーション設定しています。
先述のとおり、一般に売られているチューナーでは
基本的に440に設定されており、
キャリブレーションの変更はできないものも多々あり、
もしくは変更の幅が狭いもの(たいていは436~444くらい)が多いです。
432となると、少し特殊な
オーケストラ用のチューナーなどを使用する必要があり、
そういったものや、ヒーリング用に発売されている、
432ヘルツ音叉を使用して合わせています。
「ヒーリング用」と書きましたが、
432ヘルツは「癒しの周波数」などとも呼ばれており、
科学的根拠は少ないながらも、リラクゼーション効果があるといわれています。
明確に感じ分けられるでもないのですが、
440ヘルツの曲を432ヘルツで演奏すると、
音域が下がったことでの安定感のようなものは感じます。
調べてみると、国際基準440が決まったころは
432も主流の一つだったようです。
例えば、デルタブルースでは、
当時の録音は少なかったり信頼性が乏しかったりするものの、
使用されていた440と432の音叉が残っており、
432で合わせていたミュージシャンも一定数いたことの証左かと思います。
また、日本の雅楽ではいまでも430ヘルツ前後が基準となっており、
文化圏が違うブルースと雅楽で近似になっていることはすごく興味深いです。
では、国際基準設定後に隆盛した音楽ではどうなのかというと、
実は440ではなく、432に合わせている例はいくつかあります。
有名なところだとパンテラ。
ダレルはトランジスタ派だったので、
ギターサウンドが尖りすぎてしまう傾向があり、
その対策のためにキャブレーションを下げたそうです。
なぜ「432」なのか。
ひょっとすると、出身地がアメリカ南部であることから、
デルタブルースの影響で432という数字が
もともと頭に入っていたのかもしれません。
また、DEATHも一部の曲で432チューニングになっています。
理由は定かではありませんが、
チャックシュルディナーもトランジスタ派だったので、
音の尖りを弱めるためだったのかもしれません。
そのほか、ジョンレノンやボブマーリー、ジミヘンも
432ヘルツを好んでいたとの話もありますが、
真偽不明です。
さて、ここから少しスピっぽく聞こえてしまう話。
周波数による人、環境への影響って本当にあるのか。
これは間違いなくあると思います。
人の体の大半は液体でできています。
そこに音波が当たれば波紋が起きる。
それが長期的なものであればあるほど、
何らかの影響が出てきてしかるべきでしょう。
432ヘルツは「癒しの周波数」と呼ばれる旨を上述しましたが、
実際に432ヘルツと440ヘルツ下で氷を作ると、
結晶の形に変化が出ます。
その際、432は曼荼羅状の美しい結晶体になるといわれます。
ただ、この「美しい」は主観によるものですので、
手放しに信用できるものとは思いませんが、
変化がある=何らかの効果があるということは言えるように思います。
こうした、体、環境にいいとされる周波数として有名なものに
「ソルフェジオ周波数」と言われる周波数群があり、
9個の周波数がその効果とともに挙げられています。
その起源は1970年ころにジョセフ・プレオなる方が
数秘術的な手法で算出したとのことであり、
なんともうさんくさい面もありますが、
一定の実験成果もあるらしく、
リラクゼーションを目的として医療機関で使われることもあるようです。
これらに本当に効果があるのか。
いろいろ考えたり調べたりしている中で、
思い当たることがあります。
9個のソルフェジオ周波数の中に528ヘルツが挙げられています。
なんでも遺伝子修復の作用があるとか・・・
528ヘルツといいますと、440ヘルツでチューニングした楽器での
C音(524ヘルツ)と近似の値です。
私は以前からキーCの曲には
落ち着きを感じるものが多いように感じていました。
例えば、
BEATLES ”LET IT
BE”
ジョンレノン “IMAGINE”
BLACK SABBATH “CHANGES”
ブルーハーツ “チェインギャング”
また、2音下げチューニングのKYUSSは結果的にキーCの曲が多く、
KYUSSの曲には不思議な落ち着き感を感じます。
さらには童謡にはCがキーである曲が多いです。
”きらきら星“”カエルの歌“”ちょうちょ“”チューリップ“
調べてみると、C音に落ち着きを感じるのは
私だけではないみたいで、
WEB検索すると同様の感想を持っている人たちが見当たります。
その理由はCメジャーはピアノの白鍵だけで構成されるという点が
大きいのだとは思います。
童謡にCメジャーが多いのはまさしくそういう理由だと思います。
そしてそういう音楽を聴いて育っているので
C=落ち着きという感覚が根付いているのかもしれません。
これが528ヘルツの効果の証左である、とまでは思いませんが、
432やソルフェジオのように世間で良好な効果があるといわれる周波数には
「何かある」のかもしれません。
なので、私もキャリブレーション変更をしてみようと思った次第です。
以上、長々と書きましたが、
なんだかんだ言っても自己満足の世界です。
ですが、そもそも音楽は自己満足でやる部分が大きいものです。
前回記事に書いたこととも重複しますが、
世間一般の常識からすると「?」だとしても、
自分が何を感じ、信じるかが第一だと思います。
とりあえず、自分としてはキャリブレーション変更には
何らかの効果があるように感じていますので、
当面は432ヘルツ設定での演奏をしてみたく思います。
今後もキャリブレーション研究続けていきたいと思います。
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