あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年最初の記事ということで、
それっぽいことを。
昨年末、2020年の標語みたいなものを考えた。
標語というか、教訓というか、注意事項というか。
マルクスアウレリウスが
「おおらか、倹約、身分を争わない」と説き、
唯識仏教には
「迷わず、むさぼらず、怒らない」とある。
こんな風に3語のルールみたいなものを考えた。
・・・なんとも年寄り臭い話ではありますが。
それは「ゆずる、笑う、動く」っていう3語。
それぞれについて少し書きます。
まず「ゆずる」
昨年末、引っ越しまして、
今は都内とはいえ、山梨に近いところに住んでます。
だが、仕事は変わっていないので毎朝都心まで電車移動。
地元駅で電車に乗った時点では乗客はまばらだが、
途中駅から満員になり、終点の東京駅に降りると駅構内は人だらけ。
老若男女、走る人、立ち止まる人、歩きスマホの人などなど、
カオスだ。
自然とギスギスするのだが、
そんな時こそ一歩譲った進み方をしたいと思った次第。
数学者 岡潔さんが自身の教育履歴の話の中で、
おじいさんから「人を先に、自分を後に」ということを
徹底的に教わったと書いている。
実に日本的な美徳かと思う。
自分もそんな美徳、大きさを持ちたい。
そのための一語「ゆずる」
つぎに「笑う」
以前にも引いた言葉ですが、
ゲーテは「不機嫌は最低の悪徳」という。
その通りで、不機嫌は場の空気を汚す。
ちょっとスピっぽい話になるが、
場に及ぼす「心」の影響というのは
心理面だけでなく、物理現象にも影響を与える事例が多々ある。
有名なところだと、果物を半分に切り、
片方には毎朝罵声を、片方には感謝の声をかけ続けると、
罵声をかけたほうが早く腐るという。
場の空気を穏やかにする存在でありたいものだ。
私は怒りっぽい性格だと自覚がある。
だからこそなおさら気を付けたい。
まずは第一歩。
できるだけ笑顔で過ごしたい。
最後に「動く」
ことしで45歳になる。
当然のことながら、体力は落ちていく。
維持していこうと思い、運動をしたりもするが、
なかなか続かない。
私だけでなく、こんな人は多いんじゃないかと思う。
だが、運動というのは意識してやるものじゃなく、
自然に行うのが本当だろう。
体力は「日々の生活」に合わせて維持されていくはずだ。
デスクワークの人よりも肉体労働の人の方が体力があるのは当然だ。
要はその「自然」の量を落とさないこと、増やすことが必要なのかと思う。
面倒くさがらず動く人でありたい。
以上の3語だが、
これらの頭文字を並べると
ゆ・わ・う となる。
おお、すごく標語っぽいじゃないか。
結わう、結ぶ、
この3語をこころがけることで
人と人を結ことができるようになれたら素晴らしい。
これが2020年の3語。
気を付けてまいります。
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