2023年6月19日月曜日

やってもうた

 

ブログを書こうかと思いつつ、なかなか書けずにおりました。

と言いますのも、実は先々週、コロナに罹って、

まるまる1週間寝込んでおりました。

 

弱毒化したとは言え、やはり普通の風邪とは違い、

一気に高熱になり、猛烈にのどが痛む。

 

熱は4日ほどで引いてくれたのですが、

急激に高熱になったせいか、後遺症的に頭痛が治らなかったり、

寝汗がひどかったりと、完治には結構時間がかかりました。

 

その後、今度は妻が発症。

妻は熱はさほどでもないのですが、喉がかなり痛むらしく、

食事にも難儀するレベル。

おそらく同じウィルスと思われますが、

症状は体調、癖によって微妙に変わるみたいです。

 

コロナも5類になり、

以前のように、マスク無しで長距離出張などもしていますので、

どこでもらったのか、想像もつかないのですが

最近はまた流行っている様子。

皆様もお気をつけくださいませ。

 


さて、表題の「やってもうた」ですが、

コロナのことではありません。

 

実は勢いで愛機のリッケンバッカー4001をフレットレスにしちゃいました。

以前の記事で書きました通り、私は楽器をたくさん所有するのは苦手でして、

ベースは2本しか持っていない。

フレッテッドのリッケンバッカーと、

フレットレスのエピフォンのフライングVのみ。


そんな状況なのに、リッケンバッカーのフレットを引っこ抜いちゃいました。

結果、うちにはフレットレスしかなくなってしまいました。

 

きっかけはコントラバスへの興味でした。

もともと持続音が好きなことも有り、

クラシックでのコントラバスのアルコ奏法にあこがれを持っていました。

また、昨年から井野信義さんのライブを拝見する機会が多く、

そこでもコントラバスの存在感、自由度、幅みたいなものに惹かれていました。

 

とはいえ、コントラバスはサイズ的にも練習時の音量的にも

かなりハードルが高い。

多分今の自家用車だったら運べないし・・・

 

なので、エレキアップライトに挑戦してみようかと、

いろいろと調べてみたのですが、

YOUTUBEなどで確認してみると、大抵のエレキアップライトは

ほとんどフレットレスベースと音色が変わらない。

中にはしっかりとコントラバスの音がするものもあるようなのですが、

それらは30万超えがざらで、「興味がある」レベルで手が出せるものでもない。

 

そんなことを調べたりしている中で、

久々にフレットレスベースを弾いてみようと思い立ち、

上記のフライングVを弾いてみたんですが、これがすごく面白い。

 

フレットレスって、しっかり押弦しないと確実なピッチが得られない。

11音、丁寧に向き合い、耳を傾けながら弾く必要がある。

それが今の自分の考え方にマッチしていて、すごく楽しい。

大事なことを思い出させてくれる。

音楽というのは本当はこうして丁寧に紡がなきゃいけないと思う。

 

こうして、コロナから復調するなり、密に練習を繰り返す中で、

フライングVよりも体になじんでいるリッケンバッカーをフレットレスにした方が、

自分を出しやすいんじゃないか。。なんて思い詰めはじめ、

気が付いたらフレットを抜いていました。


 

フレットレスベースとフレッテッドベースでは結構音色が違います。

ジャコのベースの音色を聴いたジョーザビヌルが、

エレキではなくコントラバスによる演奏だと

勘違いしたなんて話を聞いたことがありますが、

やはりフレットレスの音は丸めで低音感が強い。

いままでの私のソロ音楽はむしろ逆の志向が前提になっていまして、

理想としていたのはピッキングした時に「コーン!」と鳴る、

ピアノに近い音像でした。

 

フレットを抜くことで真逆の音になっちゃいました。

ですが、それを補う新しい何かがぼんやり見えてきてるような、無いような・・・

 

うーん、やってもうたかなぁ・・

とにかく練習を続けます。




 

 

 

 

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