2025年1月23日木曜日

ヘッドピックアップ実験

 

今年初の記事となります。

あけましておめでとうございます。

 

早速ですが、正月休みの間に新たな奏法、ツールを考えました。

それがこちら。

 


写真でおわかりになりますでしょうか?

ペグとナットの間にピックアップを増設し、

そこの音を拾うというものになります。

 

ここの部分で弦を弾きますと

弦長が極端に短いため、サスティンがない金属的な高音が鳴ります。

以前から、これがガムランで鳴らされる
小サイズ銅鑼(レヨン)みたいな音だと感じておりまして

なんとか曲に取り込めないかと考えた次第です。

 

また、このピックアップを作動させた状態で

普通にナット、ブリッジ間をかき鳴らすと、

凄く遠鳴りの「シャーーン」という高次倍音が鳴る。

どこかで聞いたことがあるような無いような不思議な音。

これも演奏に取り込みます。

 

そして試作してみた曲がこちら。

 


 

出だしはヘッドピックアップのみを使ってリズムを作り、

通常ピックアップに切り替えてアルコでドローン音を重ねています。

その後、さらにコード進行、リード演奏を重ねています。

いささか乱暴なつくりの曲ではありますが、
なかなか面白い雰囲気ではないかと自画自賛しております。

 

 

なお、このヘッドピックアップ、

ヘッドにボルト固定してあり、取り外し可能としています。

この奏法を使わないときや、楽器の運搬時には外すという仕様です。

 

ボルト設置方法やピックアップ高さ設定やらを検討している中で、

3回ほど試作を重ねて今の形に至りました。

基本的に物置や近所に転がっている廃材を使っています。


 

ヘッドにボルト止めするにあたり、

愛機リッケンバッカー4001のヘッドにピアスを開けることになりました。



いよいよヘッドにも刃物を入れられ、満身創痍の愛機・・・

18歳の時にベースを始めて、

19歳の直前に購入したベースなので、かれこれ30年のつきあいですが、

こんなにそこら中をいじくられるとは、コイツも思いもしなかったろうなぁ・・

 

 

上記の通り、ベースを始めて30年を超えました。

30にして立つ」と言います。

今年も自分なりの表現を模索してまいります。

改めまして、今年もよろしくお願いします。

 

 

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告知です。

 

昨年末の記事で2025年は都内でのライブを増やしていきたい旨を書きましたが、

早速2月にライブの機会をいただけました。


 

220日(木)

西荻窪PITBAR

 

w/

Nirvana420

Achin

DIET OF DEATH

 

OPEN 1930

START 2000

前売り 1500

当日  2000

(ドリンクチャージ無し)

 

私は2番目の出演となり、

2030頃演奏開始予定です。

 

DIET OF DEATHDEEPFREEZEMANIA石井さんのバンドですね。

氏との付き合いも長くなったなぁ。

楽しみです。

 

ドリンクチャージも無いっていうローチャージイベントですので、

お気軽に遊びに来てくださいませ!

 

 

 

 

2024年12月16日月曜日

12月8日 京王堀之内TIMETOKYO

 

先週の日曜(128日)、

京王堀之内TIMETOKYOという会場でライブ演奏してきました。

 

ライブの2日前にあたる6日の金曜日、

常日頃お世話になっているDAYBREAK 石浦氏からメールがあり、

友人のイベントで急遽出演バンドにキャンセルが出てしまい、

代打出演をお願いできないか、とのこと。

 

実はそのライブ、DAYBREAKの他、

古くからの友人であるLORIMOPも出演するということで、

お客さんとして顔出させていただこうかな、と検討していたこともあり、

スケジュールは空いていたので出演を決めさせていただいた次第。

急ではありますが、石浦氏が勧めてくるんだから、

ちゃんとした企画であることは間違いなさそうですし。

 

会場となる京王堀之内TIMETOKYO、初めて出演しましたが、

面白い会場でした。

ライティング少な目で真っ白というシンプルなステージ、

音響的にも、一般的には左右に2発設置されるウーファースピーカーが

片側のみになっているという独特な設備。

おそらく、低音が回ってしまうことを避け、

出来るだけクリーンな音響を目指してのことかと思います。
攻めてますね。挑戦的で面白い。

 

この日のライブ、久しぶりに動画を撮りました。

YOUTUBEにあげましたのでよろしければご覧ください。


 

 

ライブの合間、LORIMOPの面々と昔話やらバカ話やら。

特に同い年のギタリスト池田君とは話が尽きない。

最初にあったのが19歳の時だから、30年の付き合いになる。

 

LORIMOPは長らく活動休止していたのですが、
今年からめでたく活動再開しており、

この日は再開後初見となりました。

ドラムはヘルプメンバーでTRIKORONAの服部君。

ベースの是枝君、ギターの池田君もそれぞれのバンドで
コンスタントに活動を続けているだけあって、

あの頃の“超”粗削りなファストコアではなく、

上手さも光る“ちょうどよく”粗削りなファストコア。

ステージをのたうち回るという
ボーカル アキームの90年代的なステージングも相変わらず。

いや、太った分迫力が増しているかも。

 

べろべろに酔っぱらっているはずなのに

しっかりとした池田君のピッキング。すごいな。

本当にギターが好きで、
暇さえあれば触っているんだろうな、と伝わる演奏。

刺激になりました。

 

 

このライブにて今年のライブは終了となります。

急遽の参加でしたが、終わってみれば今年最後に
ちょうどいいライブだったような気がしてきます。

 

慰問演奏で初めてお会いするご年配の前で演奏したり、

全然友達もいないフリーインプロの世界に飛び込んでの演奏も刺激的ですが、

昔からの仲間との演奏というのもやっぱり楽しい。

来年はこういう機会ももう少し増やしていきたいな。

 


皆様、ライブのお誘い、お待ちしております。

2日前でもオファーOKですので。



2024年11月28日木曜日

フリーインプロについて思うこと 2024年

 

カメムシ達が家に入ってきて、独特なにおいが漂ったり、

デーハー達が動かなくなってきたり、

11月も終わろうという時期になって

冬らしさを増し、一気に冷え込んできました。


そんな中、一昨日の火曜日、中野ピグノウズというライブバーで
フリーインプロのセッションに参加してきました。


平日夜に街に出るのは久しぶり。

セッションを終え、0時ころ地元駅まで帰ってきたのですが、

少しお酒を飲んだので、車で自宅に帰ることが出来ず、

車中で仮眠して明け方に帰宅しました。

そんな大学生みたいなマネしたところ

見事に風邪をひきまして、現在咳が止まらない状態です。。。


 

以前、「新即興の日」というイベント参加した記事を書きましたが、

その後もなってるハウスの同イベントには継続参加しており、

そのほかにも今回のように近似のイベントを探して参加したりしています。


今年はフリーインプロの楽しさを知った年であり、

今はこの活動に大きな意義と興味を感じています。


 

今日はそんなフリーインプロについて最近思っている話など。


 


昔から不思議に思っていたことがあります。

虫、風、鳥、川・・などといった自然の音はうるさく感じないのに、

人が出す音(声、車、物音・・)はうるさいと
感じることが多いのはなぜなんだろう。

 

ずっと考えてきて、最近自分なりにたどり着いた答えは

「作為の存在」です。

人の出す音には、大なり小なり作為があるから
うるさく感じるのではないか。

 

以前にも紹介した本ですが、
中村明一さんの「倍音」という本に面白いことが書かれていました。

 

日本人と西洋人では、環境音の聞き方に違いがあり、

日本人は左脳、西洋人は右脳で捉えているのだそうだ。


一般に、右脳が空間や音楽の認識を司り、

左脳は言語を司ると言われています。

 

左脳で聞くというのは「言語的」に聞いているということであり、

日本人は環境の音を
「何かを言っている」として聞いているのだ。

 

例えば、小鳥の声を聞いたとき、西洋人は音楽として聞くが、

日本人は「何かをしゃべっている」として聞く。


こういった特性が、日本人ならではの

「八百万の神」「もののあわれ」「わびさび」
といった感覚にもつながるのだろう。

 

人が出す音に対しても同様です。

雑音の類に対して、言葉のように聞く。

声はもちろんのこと、工事現場の音、車の音といった騒音に対しても。


それゆえに、そこに「作為」をくみ取ってしまい、

音量以上にうるさく感じるのではなかろうか。

 

世界的にみると日本人はおとなしい性格と言われます。

また、静寂を好む傾向もあるように思います。

それはこうした「音の捉え方」からきているのかもしれません。

※ちなみに、日本人の他にはポリネシアの人たちが同様の音の捉え方をしているらしく、

世界的には珍しい部類のようです。 

 


さて、冒頭に書きました通り、

ここのところフリーインプロに熱意を注いでいるのですが、

演奏参加イベントでは自分の演奏中以外は

他者の演奏をたくさん聞くことになります。

 

色々な人の演奏を聞いていると、
演奏内容からその人の性格などが見えてきて面白い。

この人は控えめだけど芯のある人だなぁとか、
この人はどんな仕事もそつなくやりそうだなぁとか。

そして、たまに先述の「うるささ」を感じるときもある。

 

このうるささはやはり「作為」が見えたときに感じるのだと思う。

例えば「場を支配してやろう」とか
「難度の高いフレーズを見せよう」とか。

そういうものは音に現れ、異物としてうるささを発する。

 

いわゆるフリーインプロの達人たちの演奏には

この「うるささ」を感じることは少ない。

音量面ではとてつもなく大きかったり、
すごく高難度の演奏をしていたりするのに。

 


こうした経験や思考から、

フリーインプロの理想的な形は

自然のようにあることなのだろうと感じています。

意思、意図を持たない、作為のない演奏。

 

 

 

私がソロ演奏している楽曲群は

自然の美しさを模写するイメージで作曲しています。

ショーペンハウアーは芸術を「自然を模する行為」としていますが、

まるっきりそんな感じです。

 

ですが、フリーインプロでは模写ではなく、

自然そのものであろうとすることが理想的なんだろうと思っています。


普段から演奏力を磨き、いろいろな物を聴いて耳を鍛え、

でも演奏に際しては無心で臨み、

自分の手、心が導くままに演奏する。

カメムシが匂いを発したり

デーハーが死出の冬を見つめるのと同じように。

 


・・・こんな考えを巡らせていると

だんだんと内容は抽象的に、そしてスピ的になってきちゃうな。


こういう姿勢がフリーインプロをとっつきづらく、
いかがわしく感じさせるのかもしれませんね。


でもまぁ仕方ない。

よくわからないものだからこそ惹かれるし、挑戦したくなるものです。

論理や〇×で答えが出るものなんて大したものじゃない。


今後も挑戦、研究続けてまいります。





2024年11月6日水曜日

脳天壊了Ⅱ日記

 

先週末はのうてんふぁいらⅡでした。

足元の悪い中お越しいただいた皆さま、
本当にありがとうございました。

 

今回記事はそんな「のうてんふぁいらⅡ」日記です。

 

当日、朝起きるとあいにくの雨。 

前回ののうてんふぁいらⅠの時は

お客様向けのおやつとして、
高尾にある「チチ」さんでスコーンを仕入れる都合から、

早朝の出発でしたが、今回のおやつは地元の「名栗饅頭」。

すでに前日に準備していたので、

家を出るのもゆっくりで大丈夫。

自宅ですこし練習などしたうえで、9時ころに出発。

 

会場入りの前に、会場近くの伊勢屋さんで、

事前に予約していた出演者用のケータリングお弁当を購入。

斉藤家お気に入りの手作りお弁当です。

 

10時に会場入り。

会場のイーストコートさんにご挨拶し、軽く打ち合わせ。

出演者のpapalion、大河原さんの到着を待ちつつ、

会場準備やサウンドチェックを行います。

 

ひととおりの準備をすませてから、お弁当で昼食。

以前の記事で書いたように、今回の出演者は

武蔵大学の音楽サークル出身者ばかり。

ライブ会場でみんなで弁当というのは、

当時の学園祭準備のようで、なんか楽しい。
(みんなアラフィフですが。)

 

12:30開場。

前回同様、予約制なので、

事前予約のリストを見ながら、お客様を迎えます。

今回は先述のおやつ(名栗饅頭)とお土産として
私の新作デモを準備していたので、

受付でそれらをお渡しする。

前回は受付に慣れずにわちゃわちゃしましたが
今回はスムーズに対応(できた気がする。)

ライブにきて饅頭をもらうという珍しい状況にお客さんも楽しそうです。

 

そして開演。

まずは大河原さんの演奏。


 

エレキガットギターにルーパー、シマーリバーブ(かな?)、
ディレイなどを絡めてのソロ演奏。

フラメンコギターの講師でもある彼らしく、

地中海的な複雑なリズムや、ラスケアード奏法など、

耳慣れない音がすごく興味深く、心地良い。

ブルーノート全開だったBucket-T時代の彼からは想像できない音使いだ。

 

以前にフラメンコのライブも拝見しており、

その時も感じましたが、改めてBucket-T解散で袂を分かってからの

大河原さんの歩みを見るような気がする。

そしてなんか誇らしくもあったりする。

 

 

そして次はpapalion



こうして彼らのライブを見るのは何年ぶりだろう。

ひょっとしたら先日記事にかいたele-phantでの競演が最後かも。

そうなると、10年近くたっていることになる。

 

年齢とともに時間の経過は加速していくもので

若いころの数年にくらべ、
最近の10年は体感時間が短く、そんなに昔という気もしない。

それでも10年はやっぱり10年。

今回彼らが演奏した曲は知らない曲ばかりであり、

あのときよりもバンドの完成度が増している。

なんというかちょうどいい脱力をもって演奏しているさまが素晴らしい。

 

Bucket-Tが解散するとき、

いろんな人に「斉藤君はずっとBucket-Tなんだと思っていた」と言われた。

そんな私も気が付いたらいろんなバンドを転々として、

遠からじとはいえ、いろんなスタイルを演奏してきました。

そして、振り返ってみて思うのは、
スタイル、らしさを維持しながら進化することの難しさ。

papalionはそれを成し遂げている。

 

彼らの演奏後、口をついて、ギターボーカルのミズキに

「本当にいい曲だね。」と言ってしまいました。

彼とは大学入学式の日に同じ音楽サークルの見学でたまたまあったのが最初。

なんだかんだ長い付き合いですが、
こんな事言ったのは初めてかな。

 

 

そして最後は私の演奏。

雨だったので、暗い曲を演奏するのがはばかられ、

急遽セットリストを変更し、明るめの曲でまとめました。

 


ここのところ、演奏に際して意識しているのが「感謝」。

「感謝を込めて演奏」とか、よく聞く言葉ではありますが

抽象的な言葉でもあり、
それを徹底することは実は難しいことだったりもします。

 

ですが、自主企画では当日に至るまでに準備や心労や不安、期待がうずまき、

それらは自然とお客様、共演者、会場への感謝を生みます。

そういった中での演奏でしたので、特に気負うこともなく、

「感謝」を体現できたのではないかと思います。





 

これも自主企画の魅力であり、学びです。

 

 

演奏終了後はお越しいただいた皆様と談笑。

久しぶりにあった友達、元バンドメンバー、地元の皆様、先輩。

車じゃなかったら久々にビールでも飲みたかったな。

 

ぽつぽつとお客様がお帰りになり、

最後に妻と一緒の会場に挨拶し、帰路。

外は相変わらずの雨でしたが、晴れやかな気持で帰りました。

 

 

そんなこんなで
今回も充実の「のうてんふぁいら」でした。

 

もちろん今後も続けていきます。

 

次回は来年の春かな。

少し趣向を変えてみるプランも練っておりますので、

お楽しみにどうぞ!

 



妻の展示風景1



展示風景2



展示風景3

 

 

2024年10月25日金曜日

「人間ってオモシロイ」参加

 先週、武道家、格闘家であり、

誰でも何歳からでも強くなれるをコンセプトに、

誰ツヨDOJOyを運営なさる、菊野克紀先生の

「人間ってオモシロイ」というセミナーに参加してきました。

 

菊野先生のことはご存じの方も多いかと思います。

世界最大の総合格闘技大会UFCへの参戦経験や、

国内総合格闘技大会DREAM参戦、

DEEP,巌流島での優勝など、華々しい経歴をお持ちで、

同時に沖縄拳法空手やシステマも体得なさっているという、

ちょっと珍しいタイプの武術家でいらっしゃいます。

 

先生の特徴的なところは、

総合格闘技の場でも武術を活用なさっている点かと思います。

三日月蹴りやナイハンチ突き、構えのスイッチなど。

それも、かじったとかのレベルではなく、

達人級の技術をお持ちです。

 

私は武術の考え方は音楽(表現)に通じるものがあると考えており、

以前に合気道を勉強したことがありました。

コロナや引っ越しもあり、中途半端で辞めてしまった形ですが、

それでもその時に学んだ「気」の出し方、姿勢、考え方は自分の中に生きています。

 

菊野先生のことは、以前から技術、考え方、人間性に感服しておりまして、

今回のセミナーは座学、体験会メインということでしたので、

勉強になるのではないかとの思いで、

勇気を出して参加してきた次第です。

(サンドバックやら畳でドタンバタンとなると死んでしまいますので・・・)

 

いや~行ってよかったです。


あまり詳しいことは書けませんが、

菊野先生の技術に触れて驚くとともに、

もともとそういった力が人間に備わっているのだということを再認識しました。


セミナーの内容としては、身体操作の方法、理合のご説明、体験から

徐々に意識によって体を操作する方法や無意識の力など

精神面を含んだ内容にシフトしていき、

生き方や世界の在り方などにも触れるという特盛なセミナーでした。

 

古武術的な技というのは、

ともすると、オカルトの領域に受け取られがちです。

触れずに相手を転ばせるとか、

複数人に押さえつけられているのに、それを吹っ飛ばすとか。

ほとんどドラゴンボールの世界ですので、仕方ないのかと思います。

ですが、気の力、意識の力、言霊、祈り、呪い、結界・・・

そういうものは形や呼び方はいろいろあれど、
確かに存在するのだと改めて実感しました。

 

ついつい「嘘だ」と笑い飛ばしたくなりますが、

もともと、人は歴史の中でこれらとともに、
これらを使いながら生きてきました。

現代は笑い飛ばすのがクールなのかもしれませんが。

 

菊野先生はこうした技術、知識を
「どうだ凄いだろ」で済まそうとなさいません。

誰にでも備わっているものだとして、
セミナー参加者にも経験させるとともに、

それを武術、格闘技以外の分野に生かしてほしいとのお考えです。

なかなか反芻に時間のかかりそうな経験ではありましたが、

今後の自分の表現、考え方に生かしていきたいです。

 

こういうことは体感していただかないと伝わらないかと思います。

今回のセミナーは菊野先生としても初めての試みだったそうなのですが、

今後も継続なさるようですので、気になった方は参加をお勧めします。

私のようなもやしっ子でも問題なく参加できましたし、

女性、ご年配も参加なさっていましたので、
体力面は気兼ねなく参加できますので。

 

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さて、のうてんふぁいらⅡまで1週間となりました。

ありがたいことに想定していた予約が完売し、

一応ソールドアウトとなります。



 

といっても、「ご来場の方に気楽に楽しんでいただく場」
というのがコンセプトですので、

ギュウギュウとかではなく、
会場キャパに対してだいぶ余裕を持った人数です。

「ソールドとか言ってるけど、これ赤字じゃないの?」という感じですが、

いいんです。心は大黒字ですので。

 

 

 

2024年9月27日金曜日

5度コードを重く聴かせる裏技(微分音)

 

4年ほど前、手持ちのベースをフレットレス化しました。

目的は「12音階からの離脱」と
偉そうなことが当時の記事に書いてあります。

 

半音以下の音程である“微分音”の研究、
というか遊びはその後も続けており、

最近、ちょっと面白い使い方に気づきました。

 

今回はそんな発見の話です。

 

 

その前に、微分音の簡単な説明をさせていただきます。

ドレミファソラシドは7個の音
(最後のドを入れると8音)で構成されていますが、

西洋音楽ではさらに12個の音に分解されます。

 

ピアノの白鍵だけを弾くと、ドレミファソラシド、
つまりメジャースケール(イオニアンスケール)が弾けますが、

ピアノには白鍵だけでなく、黒鍵も存在します。

黒鍵は白鍵と白鍵の間に挟まっており、半音ずれた音となります。

ドからシまで白鍵が7個、黒鍵が5個、合計12音ということになる。

つまり、ドレミファソラシ(ド)は12個の音に分解できる。

 

基本的に西洋音楽はこの“半音音程”に則っており、

一般的な楽譜はこの半音までの構成で書かれています。
(後述する現代音楽では微分音を含む超難解な楽譜も存在します。)

 

だが、音は半音以下にも分けることができます。

というか無限に分けることができます。

ピアノやフレッテッドの楽器では特殊な奏法を使わないと、

こうした半音以下の分割音程は発音できないですが、

フレットレス楽器や管楽器では分割が可能です。

 

この半音以下の音程が“微分音”でして、

4分音、6分音などと呼ばれたりします。

 

微分音は民族音楽(邦楽を含む)では普通に使われますし、

西洋音楽でも現代音楽では
積極的に“微分音”を使っている曲が存在しますが、

いわゆるポピュラー音楽ではあまり使われない。

というのも、この微分音、曲の中に組み込みにくいのだ。

どうしても不安定な響きになってしまうので、

必要以上に不気味になってしまったり、
単純に下手な演奏に聴こえてしまうことになりがち。

そんなわけで、リード演奏などでは
例えばギターソロのチョーキングなどで導入されるが、

アンサンブルの中に入れようとすると”異物“になりやすく、

敬遠されてしまうのだ。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

そんな微分音を自分なりに使うことができないものかと考え続けておりました。
(そんなに大仰に言うほどでもないんですが。)

そして、最近見つけたのが下記となります。

 

 

2音コードの中で一番安定していると言われるのが5度コードです。

パワーコードなんて言われたりもします。

メタルなどで、ひずませてブリッジミュートでゴンゴン弾く時は
5度コードが大半かと思います。

重さが強調されるこの奏法ですが、

これに微分音を混ぜるとさらに重みが演出されることに気づきました。

 


例として、MELVINSJOAN OF ARKを通常の5度コードと

5度の音を4部音落とした、言うなれば4.75度コードで弾いてみます。

 

まずは5度です。

こちら」に音源がリンクしていますので、お聴きください。
(DROPBOXへのリンクですので安全です。念のため。)

ベースでのクリーントーン演奏なので原曲と雰囲気は違いますが、

まぁ、基準としてお聴きください。

 

 

 

次に4.75度。

こちら」にて聴いてみてください。

 

どうでしょうか。

微妙ではありますが、少し重みが増したように感じませんか?

なんかすっきりしない違和感があり、それが濁り、重みを感じさせます。

 

なんでこういう聴こえ方になるのか、 

ちょっと分析してみます。


5度コードというのは、先述の通り、安定したコードでして、

ルート音に対し整数次倍音にあたる5度の音でコードが構成され、

含まれる倍音も(基本的に)整数次倍音がならびます。

 

それに対し、4.75度の音は非整数次コードとなっており、

そこに含まれる倍音群もやはりルートの音に対し、

非整数次の倍音となってきます。

それらが、ある種の異物として、

重く、うるさく感じさせるではないかと思います。 

 

中村明一さんの「倍音」という本
(すごく面白いおすすめの名著です。)によりますと、

人間の声は倍音の含み方にが個性があるそうです。

 

男性歌手で言うと、

整数倍音を多く含むのは郷ひろみ、氷川きよし

非整数倍音を多く含むのは森進一、桑田佳祐

 

女性歌手だと、

整数倍音が美空ひばり、浜崎あゆみ

非整数倍音が八代亜紀、宇多田ヒカル

 

整数の方はどちらかというと美しくパーンとはじけるように響き、

非整数の方は濁って重い。
そのおかげで心に引っ掛かりやすく、感情的でもある。


ちなみにタモリは整数次倍音、浜ちゃんは非整数次倍音です。

落ち着きを感じさせるタモリの司会と、

「けっかはっぴょ~!」に感じるような注意喚起力を持つ
浜ちゃんの司会、

その違いの秘密が倍音にあったりするわけです。

 

今回の4.75度コードの響きも、

濁りが重さを演出してくれているのではないかと思います。

 

 

ちなみに、微分音を混ぜてコードを重くする方法は

5度以外ではここまで効果が出ません。
(この辺、主観なので微妙なところではありますが。)

 

というのも、先述のとおり5度は安定度が高いので、

4.75度を弾いても、錯覚的に5度に寄せて聴いてしまいます。

つまり「濁った5度」に聴かせることができる。

 

ですが、他のコードですと、

”無意識に寄せて聴く“まで行きにくいので、

単純に音痴なコードとして聴こえがちなのだと思います。

 

 

以上です。 

まぁ、主観に基づく発見ですので、

万人に伝わるかどうかは自信がないですが、

微分音を音楽的に使う手法として、
自分なりに、少しヒントをつかんだように感じています。


現在、この4.75度コードを自曲に生かすことができないかと模索しております。
次回ライブまでに間に合うかな・・

 


さて、そんな次回ライブはこちらです。



 

にじいろのめ 企画

“のうてんふぁいらⅡ”

 

112日(土)

飯能イーストコート

 

演奏:

斉藤新

大河原康夫

パパライオン

 

展示、物販:

斉藤マミ

 

開場:12:00

開演:12:30

料金:2000円(おやつ付き)

※完全予約制です。

 予約はこちらまでどうぞ。


sleepsleepgotosleep@gmail.com

斉藤新

 

ドリンク持ち込み自由です。

というか会場でのドリンク提供ありませんので、
好きなもの好きなだけを持ちこんでください。

ただし、ごみはお持ち帰りをお願いいたします。

 

お土産として、

現在作成中の斉藤新2ndアルバムから、

3曲入りのデモCDRを差し上げます。

(受け取ってくださいませ!)


ご予約、お待ちしております!!